泣きくずれている君の手に、ばらばらに砕けた君のこころがあった
涙をほろほろ落としながら、それをにぎりしめる君の手には鮮紅と暗赤のまざった色が流れている
それをどうするんだい 聞くと
この空にまいてまたたく星にしましょう となみだ
グランブルーにまかれた赤い星には、君のこころの欠片があった
あかくきらきら光ながら、かなしげな悲鳴を上げる君のこころはやがてもえつき果てていくのか
きえてしまうのかい 聞くと
さようなら とわらう
きえるなきえるな望む僕は
グランブルーをかけのぼり、果ててくあかほしをあつめよう
とげとげしいガラスの星 集めるたび僕の手につきささる
ひろってあつめてにぎりしめて
たとえ僕の手が傷つこうとも、砕けたこころをあつめつづけよう
ああ偉大なるヘパイストスよ
この血塗れた欠片を燃やしておくれ
汚れて燃やせないのなら、僕の涙ですこしは綺麗になるかい
君の砕けたガラスのこころ 紅蓮の炎に包まれる
溶けたガラスで君は絶望をかたどるのかい
ほしあつめ グランブルーに散った星よ さあおいで
傷だらけの手で すくってあげよう