ああ夢に堕ちた天使 ぼくを地獄へおくっておくれ
その抜け落ちた骨の翼で ぼくを運んでくれないか

さあキリストの首よ 炎に包まれ燃えておくれ
その聖なる灰に埋もれて 朽ち果てていこう

なんどこの世界を望んだだろう
いつからこの世界を夢みてきただろう


ああ水にとけたぼくの涙 魚に飲まれて果てておくれ
このすくえないぼくの手を 綺麗にしてくれないか

さあアダムの心臓よ 鳥についばまれ世界に散っておくれ
地獄から聞こえるこの子守歌で 苦しみながら眠ろう

どれほど待ちこがれたかこの時を
わらってわらって手には何も残らなかった


ああ夢に堕ちた天使 つぎはぼくをどこへつれていってくれるんだい

そこが愛にみちた世界なら ぼくはこの手を切り落として何も残せないようにしよう
そこに水があるならば 罪が許されるまでぼくはその水で今は無き手を洗おう